閉じた世界【√ーA】
(3話)姉弟として…友として…せめて 最終更新: 2018年11月24日 ー 新光歴 238年 4月 22日 某所 22:00 ー 星が瞬く…満天の夜空。 昔…良く3人で眺めてたっけ…天井に開いた四角い夜空を。 あの子に私達はもたれて、私が歌って…たまに、あの人が合わせてく...
(3話)姉弟として…友として…せめて 最終更新: 2018年11月24日 ー 新光歴 238年 4月 22日 某所 22:00 ー 星が瞬く…満天の夜空。 昔…良く3人で眺めてたっけ…天井に開いた四角い夜空を。 あの子に私達はもたれて、私が歌って…たまに、あの人が合わせてく...
(2話)暗がりの中の灯り 最終更新: 2018年11月24日 ー 新光歴 230年 某月 ー ほの暗い部屋の中で、モニターの光だけが男達を不気味に照らしていた。 「計画はスケジュール通り順調に推移しております。来月の初頭には最終フェーズへ移行できるかと…」...
(長編)いつか誰かの為に、ボクは捧ぐ 1話 最終更新: 2018年11月24日 青い空、白い雲…優しく照らす太陽。 今日はいい天気だ。 「あ…ホログラムだっけ。そりゃ『いい天気』だわ」 いつも、同じ…作られた空。 今日もいい天気だ。...
2018年8月30日 頭の中の妄想がたぎった結果だぁ、文才無いのは知ってるよ! ~~~~~~~~~~~~~~~~~ 愛なんて知らない そんなもの粘膜が作る幻想だって白衣の大人達は言う あの日、ガラスの子宮で生まれたボク達はオモチャだった みんな笑顔で命を差し出した...
バレンタイン小説ラストで【麗舞】が見た過去の記憶のお話。 まだ彼に沢山の【自分 ー キョウダイ ー】がいた頃の、彼ら彼女らが経験した記憶の一部。 【麗舞】は自分の身体が変わる度に全てを継承しながら生きていきます、彼の中には様々な【自分】がいます…故に感情の吐露が時折、狂った...
夢を見てる、遠い遠い、昔の…オモチャの記憶。 深く深く、沈めて、押し潰した…壊れたオモチャ達の記憶、その欠片。 器が換わっても消えない、消せない、消してはいけない…思い出。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※割愛※...
ショップエリアのカジノへ続くゲートの横で麗舞は1日、目の前で繰り広げられる甘い光景に胸がいっぱいになっていた…良い意味ではない、かも? 「いらっしゃーい、いらっしゃーい♪本日はバレンタインフェアだよ~!カップルで遊ぶと楽しいよ~、リリッ」...
時は遡ってプリマヴェーラ邸ガレージ、一眠り終えた今回の元凶…マキナちゃん女史はというと。 「ない!無い無い無い無い!無いよ、どこにもおおおおおおおおお!?」 ガレージの中を引っ掻き回していた。 あまりの騒音に一言注意しにきた犠牲者候補の一人、ヴェルデ・ディ・プリマヴェーラ御...
ハイドランジア邸の厨房にアルストロメリアはいた、なにやら眉間にシワを寄せてレシピを睨み付けたかと思えばだらしなく顔を歪めたり…かれこれ10分ほど繰り返していた。 「こないなハイカラなモン…私に作れるんかいな。でも、美味しく出来たらヴェルデはん喜んでくれるやろな、そんで今度こ...
【意中のあの人に届くように、チョコへ想いを込めて!】 そんな謳い文句でシップ内は赤やピンクの彩りに溢れてる…甘い雰囲気なのはチョコレートの香りだけのせいじゃないみたいだ。 『あ、あの…これ、受け取って欲しいの』 『ねぇ、私のキモチ…受け取ってくれるわよね?』...
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