今回の短編は主人公【麗舞】自身の根幹に焦点を当てて書いてみました。
読んで頂いた方達から感想を貰った中に
【モテ過ぎじゃね?】
みたいなニュアンスの感想を頂いたので、いやいや…ハーレム君じゃないんですぜ。
訳があんですよ、一応ね…ってことでこの【麗舞】君を中心としたお話全部に共通する、所謂…エピソード・ゼロ的な話を書こうと。
そういう次第で御座います。
読んでいて理解し難い部分や矛盾もあったかと思いますが…いかがでしたでしょう?
主人公は元々、新光歴前の時代…光歴時代、3種族(ヒューマン・ニューマン・キャスト)のファースト・ロット達が生まれた時代の混迷期に生まれた異端児という位置付けでして。
公式ではファーストロットが生まれた時代に混迷期…所謂、種族間争いがあったなんて事は、私が調べた範囲では記述がありませんでしたので、勝手に作った部分ではあるのですが…まぁ、【起こるはずがない】という設定なんでしょうね公式では。
そもそも、フォトナー達を守る為に作られた種族である以上、フォトナー達には従順でなければ都合が悪いんでしょうね…しかし、心を持たせず家畜のように振る舞わせるのは倫理上、宜しくない…そんな議論も中にはあったんじゃないかなと。しかし、反乱を起こされては敵わないので…保険として【アビス】を設定したと。
私はそう解釈しています。
そんでもって、3種族を開発…言い方はアレですが、敢えてこの表現にします。
これも私の勝手な解釈なのですが…研究開発の分野において、新たな数種のモノを開発するとして…たった一つの研究開発チーム及び設備で行うことは、そうそうないんじゃないかと思っていて(実際は知りません)
分野毎に別けて平行に進めていくのがベターじゃないかと考えた訳です、これを3種族開発に当て嵌めると最低、3つの研究開発チーム及び設備が出来るわけで…もっと言えば1つの種族開発に数多のジャンルを専攻する研究者やその道の企業(その、時代にあるかは不明瞭)が絡んでいるのだろうな、だったら…
【悪いこと考える奴もでるよね?】
ということ。
それに、研究開発を進める中で避けられない意識として
【この種族が一番だ、他の何れにも劣らない】
そう思うことは悪いことではないし、寧ろ長く険しいと思われる研究開発を推し進める上で必要なモチベーションと思われるのでね。
それが行き過ぎちゃうと…争うよね?
研究者同士がいつか企業間に発展して…種族開発を誘致したフォトナー達の中でも派閥があったとしたら…政治的でマネー遊戯なドロドロ・ドロリステックな展開に発展しそうじゃないかなぁと。
1種族の中でも大本の研究開発チームがその傘下に複数の小飼の開発チームを設置してコンペを設け、競争させより良い種族を造り出す…現代でもよくある、胴元が一番美味しいやつ(言い方
【麗舞】君は数多ある開発チームの中の頭がイカれたヤベー奴等の所で運悪く作られちゃって、派閥争いで【I'm a ポンコツヒューマン】のファースト・ロットになってしまった。
勿論、そんなポンコツが制式採用されるわけもなく一旦、ポシャる訳です。
それから暫くして、開発プランに
【ふぅむ、面白い何かがあるかもしれないね、気分転換には丁度いいか…んっふふ】
とか何とか言ったかは定かじゃないけど…
某全知さんが目をつけて、今度は暇潰しの玩具として【麗舞】君が作られてほの暗くて爛れた関係…と言うのが今回の短編のお話。
あと、ゲーム版PSO2の世界で有名な回復・蘇生アイテム
そう、メイトリックス(違
メイト3種にスター・ムーンアトマイザー、変わり身の術人形スケープドール・ハーフドール。
これらのアイテム…これをお話世界でどう扱うか、私が最初にPSO2を題材に用いようとした時に出した答えが…麗舞君が受けてきた度重なる実験の産物にしてしまおう。
そもそも、最初からそんな都合のいいモノは無かった…出来たのは数多の犠牲の上で存在することにしようとしました。
今回はメイト系アイテムらしき物のみが登場します。
ここでやっとオリジナル用語解説に入れます…長かった。
・試作薬
麗舞君が取り出したガンタイプの注射器で体に打ち込んだ翠色の薬液。アンプル交換式
中身は医療用ナノマシンと細胞活性促進剤など自己治癒力を一時的に上げる成分マシマシ濃縮された…メイト系アイテムの前身アイテム。
デメリットは再生中の細胞活性化による痛覚の過剰反応と発熱…。
無理やり細胞を過剰に活性化させるので細胞自体の劣化が早まる。
効果はトリメイト級だが欠損した部位を再生させるほどの能力はない。
・意識レベルOCS 1
これは元々、現実の医療現場で用いられてる
【意識レベルJCS】
(JCS:Japan Coma Scale)
ジャパン・コーマ・スケールいう
患者の覚醒の程度、刺激に対する反応、状態を【Ⅰ桁】【Ⅱ桁】【Ⅲ桁】の数字とアルファベットで表記、呼称する方法です。
参考までに資料を此方に
現場の人はこれらの他にも沢山頭に入っていて即座に患者の状態に当て嵌めて適切に処置をしてるんですねぇ…頭が下がります、ホントに。
もっと本格的に医療用言語を用いてみようかなと安易に、救急搬送から受け入れまでの短時間の会話をドラマから引っ張り上げてみたんですけど…全く解らない。
用語の意味も去ることながら、話中の麗舞君が怪我したあの状態なら心拍数はいくつで、脈拍数はどうで、呼吸数はいくつで…しまいには、サチュレーションが、何%で……解らなすぎて奇声出ましたもの。
因みにサチュレーションとは、
心電図、血圧、脈拍数とともに非侵襲的モニタの代表、
【経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2%)】
血中の酸素と結合したヘモグロビンの量をパーセントで示したもんで…血液中の酸素量の目安となるんだそうです
。
パルスオキシメータという機械で測定するんだそうです。
ドラマでよく見るシーンだと手術直後、回復室で患者さん、患者さんのご家族もベット近くのモニタ(ピッ、ピッ、ピッと音がなって心停止するとピー!とかなってグラフが横棒のまま)
画面上90代の数字が表示されている…それのことです。
病院外のいろいろな場面でも用いられているんだそうです、私は見たことがないのですが…指先に洗濯バサミのようなものを挟むだけで、または、テープを巻くだけで測れます、嘘発見器みたいですね。
話を意識レベルOCSに戻して…もうお分かりかとおもいますが、単純にJからOに…ジャパンからオラクルに変えただけなんですよねぇ。
書いてる本人が分かってないから下手に専門用語は使えないし、けれど全く無いのも雰囲気でないし…使いすぎて堅くなると読む方も辛いし…と悩んで出した答えが、あの電子音声の簡易メディカル・チェック時の短い一文。
アレ…普通なら死んでるって言われても可笑しくない筈なんですよねぇ、さすがオラクル!アークス驚異のメカニズム!
・見た目が携帯式ドリンクパック(モノメイトらしきもの)
ついに完成、とんでも回復薬!皆様お馴染み、あのメイト!全知さんが手渡したのはモノメイト。
後で自分で試して見るといい、君なら造作もないだろう(弱っちいから)…んっふふ的な感じで手渡してます。
効果は身体、外・内部のダメージを修復して、体力を少量回復する。
他の2種のメイトも効果は同じで修復スピードと回復量が違うだけで欠損した部位は再生しない使用。
・縦折りにされた冊子
アークス船団内で有名な週間情報誌(毎週水曜発刊)、ゴシップも多いが船団以外にも他の惑星やコロニー連合帯など幅広い情報を扱っており、アークス諜報部が総元締め。
多くの嘘の中にちょいちょい真実を散りばめるカスラが好きそうな感じのバランスになっている。
パティ&ティアの大きい方がよく食いつく()
麗舞が持っていた今週号は巻頭大特集で最近、コロニー連合帯で人気急上昇のモデルのグラビア付き袋とじ…断じてヘアヌードではない()
下着まで(((
麗舞君が【気晴らし】と称して選んだ理由の一つの雑誌。
とまぁ、こんな感じです。
公園での出会い…世界線が違えば【ディール】に、今回は連載中の【星屑】に繋げる為に別人物を立てました。
キャンプシップ格納庫及びゲートで麗舞くんと良い雰囲気になった女性アークス(無名)……麗舞君、野良時期の昔の想い人設定。
したのは唇ではなく左頬、キャンプシップで腫れ上がってた頬も左頬…なので余計に心が折れる二重苦三重苦仕様。
自キャラ滅茶苦茶に壊した愛があふれた()
・研究員ジョン・ドゥ
一体、誰なんだ…ドゥ・ドゥでは無いことは確か。
以上です。
ではまた次回に。
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