※ほぼ会話文、めんどくさかったの※
※息抜き駄文※
※会話はマキナちゃんスタートからの麗舞くんとのキャッチボール形式※
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【暇してるでしょー。因みに面白いもの作ったから一緒に遊ぼー?あと、お兄さんの部屋にお菓子とドクペあったよね、持ってきてねー】
休みの朝早くから呼び起こされた挙げ句、お菓子にジュースまで持参せよとは、これいかに。
そもそも何で、人の部屋にある物の把握までしてるのか…隠し場所を変える必要があるな。
そんな事を考えながら、やってきましたマキナちゃんラボ。着くなりお菓子やら入った袋をかっさらってバリボリとスナック食べるは、ドクペを一気するしまつ…あー、ボクのドクペ。
スナックで油にまみれた手で渡されたゴーグル…いや、手は拭こうよ。これを被れってか…急かさないでってば、被るから。
これでいいのか?
「よし、ダイブすた~と~♪」
「…ここは?」
「バイ○トン・ウェルだよ!」
「スゴいでしょ、これはねフィクションの世界に入り込んで話を追体験できるゴーグルなんだよ!登場人物になりきるもよし!
勿論、介入して歴史を変えることだってできるんだよ!良かったね、ここならみんなハッピーだね、お兄さん!」
「なれるか。聖戦士スキルなんか持っとらんわ」
「…え?」
「え?」
「あるじゃん、お兄さんいつも発揮してるじゃない。よっ、このスケコマシ!ヘンタイ!性なる戦士!」
「ねぇ…一回で良いから謝って」
「ヤだ!とにかく、折角さ【全滅】世界に来たんだから【主人公】やんなよー」
「軽く【全滅】って言わないの。重たいんだぞ、この話…ボクが主人公やったら【ブ・ザマ】にしかならないでしょ」
「わかるー」
「ほんま、コイツはぁ…」
「で、やるの?【ブ・ザマ】さん」
「やらんわ!やるなら【ニー・ギブン】辺りで良いよ」
「なんでソコ選んじゃうの…割りと惨い最期だったと思うけど」
「あーもう、やめやめ!他のにしようよ、もっとあるじゃん…もっとほら、まったりほのぼのした話があるだろう、日常系とかさ」
「んー、【スカイ・○ロラ】は?大空をビューンと!」
「ビューンと飛んでダダダダ!って蜂の巣にされて…それも死ぬからな!ただ終わりなく繰り返すまったりした日常系だけどな!」
「面倒だなぁ…ザンボット「止めてください、死んでしまいます」…じゃ、どこがいいのさー」
「○ンダムW」
「なに草生やしてるの」
「生やしとらんわ!限定的なボケはせんでいい!」
「テヒヒ♪でも意外だね、あそこは自爆フラグ満載よ?【任務了解】しちゃう?それとも【殺人的な加速】やっちゃう?」
「フッ…事は全て、エレガントにだよマキナ女史」
「…まぁ、見た目だけよね合格しそうなのはさ、他は軒並み息してないもんね」
「うるさいな、五飛「ゴヒって言うな」…痛い!?」
「一応、乗っておくけど……貴様のために何人、犠牲になったと思ってる?」
「知りたいかね?昨日までで、99,822人だ」
「言いたいだけじゃない…しかも、それお兄さんが言うと最低に聞こえるからね?」
「…もういいよ、アレにしよう。ミニ四駆世界」
「ダッシュ四駆○世界?」
「せめて、ブーメラン○ンマかレッツ○ゴー世界にしない?」
「あそこも大概、人転がせる殺人ミニ四駆だよ?」
「世紀末トゲローラーとか切り裂く空力マシンに刺打ちマシンとかね」
「マトモじゃないよね。あ!ねぇねぇ、これは!」
「んー、ビー○マンねぇ」
「これなら安全じゃない?ビー玉打って遊ぶやつでしょ?」
「あぁ、初速は大したことなくても地面に触れた瞬間に音速並みの加速したり、建物に穴空けたり、明らかにガラスの強度を超えたビー玉を射ち合う闘いだよね」
「え、なにそれ怖い」
「わかるー」
「もうダイブはやめて、普通に遊ぼ?」
「そうしようか。あ、プラモあるじゃないの!作るかい?」
「そうだねー、作りかけもあるしね」
「「あ」」
「「ビルダーズ世界だ!」」
その後、ガレージで騒ぐボク達に一言、言いに来たヴェルが床に転がったプラモのパーツを踏んづけてしまって…それはまぁ、激怒したわけで。
後日、作ったプラモを動かして遊ぶ装置をマキナちゃんが作ってみんなで遊んだ。
たまには、こういう日があってもいいな。
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「……まさか、こんな隠し部屋が在るなんてさ。しかも、こんな記録が他にもギッシリあるんでしょ」
再生端末を閉じ、記録メディアを元にあった場所に戻した…傍らには丁寧に塗装されたプラモデルが堂々と立っている。落として直してると言っていたのは嘘だった、どこにも修復した箇所が見当たらない。
「99,822人…まさか、だよね。お兄さん」
私はその場からしばらく動けず、膝を抱えてうずくまることしか出来なかった。
終)
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以下補足。
【マキナ印のゴーグル】
アニメ漫画の世界に入り込めたら楽しいだろうなと、誰かが怠そうに言うもんだから暇潰しで作ったゴーグル。プレ4サイズの筐体に記録媒体を入力することで、ゴーグルに出力される。本体に搭載してる【超高性能並列演算処理回路】のおかげで、物語の歴史を常に演算し擬似的に変えて出力することができる。光熱費と冷却性に課題を残している。
名称【原作ネトラーれいじ君2号】
因みに1号はない。
【全滅世界】
所謂、主だった登場人物が軒並み死亡して終幕
する物語の世界線。
【バイ○トン・ウェル】
海と陸の間にあり、輪廻する魂の休息と修練の地。所謂、剣と魔法とか怪物がいるファンタジー異世界。覇権争いで血深泥でフラグ満載なメルヘンランド。
【聖戦士】
生体部品と機械部品が融合した戦闘マシンを扱う人。オーラ力(ちから)とかいう思念エネルギーが高いほど強いらしい。憎しみや呪詛やなんかで昂ると身を滅ぼすヤベーやつ。
【性なる戦士または性戦士】
欲望に正直()
【ブ・ザマ】
物語の主人公【ショウ・ザマ】に肖ったところで、不様を晒すだけであろうの意。
【ニー・ギブン】
演出や扱い的にも惨い最期を遂げた登場人物の一人。
【スカイ・○ロラ】
代わり映えのしない日常を繰り返す物語。
ふんわり日常系アニメ映画()
観ると心が平らになるらしい。
【ザンボット】
スプラッター的な血生臭い描写はないのに、【その先どうなるか】を観る側に想像させる。
その想像に行き着いたとき…虚しさ、やるせなさ、哀しさ、悲痛なるもの全てを押し込んだ奈落のようなトラウマを植え付けてくる子供も大人も楽しめる教育型アニメ。
OPで戦意高揚してEDで救われる。
因みにロボットの操縦者達が死を恐れないように恐怖心等の思念コントロールをしている徹底ぶり…知らんけど。
人間爆d【ザンボッスリー!!】
【○ンダムW】
思春期を殺した少年達とそれを取り巻く大人達の群像劇。
都合悪くなると破壊されたり海にドボンされたり、敵側にラチられて身ぐるみ剥がされて身体中弄られて敵側で動かされるけどやっぱり都合で破壊される不憫な主人公機。
太陽系を破壊できたりする機体など、世も末な機体が沢山。
【任務了解】
自爆呪文
【殺人的な加速】
乗り手だけを殺す機械かよ!?
仮面スキルがないと生き残れない機体。
爺達が寄って集って作った【ワシらがかんがえたさいきょうのえむえす】
顔と塗装がエレガントになった2号機がいる、ただし奪取はされない。
キッズには3号機が人気だったりしなかったり?
【全てはエレガントに…】
【昨日までで、99,822人だ】
全てがエレガント。そらレディ・アンも髪解いて眼鏡取るわ。
【五飛・ゴヒ】
ナタクは亡くなった愛妻の名前。
スパロボなど一部ゲームでの不憫な扱いが多い。
どうしていいか分からず、相手に問い質したい時に、激情と一緒に口にするといい。
【ミニ四駆世界】
自分のマシンを信じて声をかければ電池とモータの出力やギア比以上に謎の性能アップするファンタジー異世界。
持ち主も一緒にゴールするまで走り続ける、最早アスリート。
【ダッシュ四駆○】
スパイクタイヤで荒れ地を駆け回るやつ。
コースで走らせると喧しいやつ、スポンジタイヤ履かせて?
【ブーメラン○ンマ】
【レッツ○ゴー】
人を呪うマシン、世紀末トゲローラー装備マシン、空気の刃で切り裂くマシン、カマ掘りマシン(刺打ち出し)、体重はパワーなプロレスマシン等…公的機関にマークされそうなヤベー人達が平然と闊歩してる世界。
大体、【空力】がモノを言う世界()
マスダン?黙ってエアロ・ハイマウントローラーセット着けててよ。
【ビー○マン】
ビー玉打ち出して遊ぶ玩具。それを用いた世界大会まである世界。
攻撃的じゃないドライブ・ショットはドライブ・ショットではないらしい。
ビー玉射ち出すのに金属性パーツ使ったり、指の骨が折れるくらいパーツを締め付けたり…ガラスとは何かと考えさせらるやつ。
【ビルダーズ世界】
自分が作ったプラモデルを仮想空間で戦わせる娯楽が発達した世界。
プラモデルの作り込みの高さが性能に影響したりするらしい。
仮想空間内でダメージを負うとプラモデルにも破損が生じる、バン○ム商法らしい素敵システム。壊れてもまた買って作ろうね、プラモデルは自由なんだから。
【作ったプラモを動かす装置】
マキナちゃんがティン!と来て2日で作った装置。スキャナーボックスに対象物を入れることにより、仮想空間の中で自由に動かすことができる。対象物は無機物であれば大体動かせるらしい。仮想空間の中で壊れても、実物は壊れない慈愛システム搭載。
名称【うちの子をヌルヌル動かしたかっちゃん4号】
因みに1~3号は存在しない。
【まさか、こんな隠し部屋…】
見て見て、マキナちゃんがまたコッソリと、お菓子とドクペ目当てに遊び仲間の部屋に入り込んでいるね。しかも偶然に見つけてしまったのは隠し部屋。
他人にバレたら色々とヤバイものが多すぎる所なのにね。
ついこの間のことすらも、誰かさん()にとっては別の記録になっている事を知ってしまって病んじゃった。
あ~ぁ。
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